台湾/プラズマ当て靴底接着/東南アで技術PR

2018年06月27日(Wed曜日) 午後2時49分

 台湾のスタートアップ、大気電漿が開発したプラズマを照射して靴底を貼り合わせる技術が、環境対策やコスト削減につながるとして注目されている。同社は今月下旬にシンガポールで開かれるスタートアップ関連のイベントに出展し、製靴業界が盛んな東南アジアに技術をPRする。22日付「自由時報」が伝えた。

 大気電漿の王弘壱経理によると、同技術は靴の素材にプラズマを照射しナノ処理を施すことで化学結合を起こす仕組み。有毒な化学物質を含み環境に問題があるとされる接着剤を用いず、樹脂を塗って靴底を貼り合わせることが可能だという。半導体製造に使われる技術を応用したもので、台湾の製靴大手、宝成工業と共同開発した。

 王経理は、「この技術と自動化設備を使えば、靴1足当たりわずか10秒で製造できるようになる」と説明。さらに、1足当たりの製造コストも従来の方法に比べ1米ドル程度抑えられるとアピールした。

 台湾の科技部(科学技術省)は、シンガポールで今月28、29日に開かれるスタートアップイベント「エシュロン」に初めて「台湾パビリオン」を開設し、大気電漿を含むスタートアップ9社が出展する予定。エシュロンは同様のイベントとしては東南アジア最大級の規模で、毎年約30カ国から約250社が出展、5千人以上が来場する。

〔NNA〕