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ソーイング竹内/ハンカチで新ブランド/播州織にポップなプリント

2018年07月02日(Mon曜日) 午前11時52分

 播州織産地の縫製業、ソーイング竹内(兵庫県多可町)は、播州織を下地に用いる国産プリントハンカチブランド「リメンバー・ミー」「ルーツィール」を立ち上げ、9月から順次、百貨店などでの発売を予定している。

 レディース向けのリメンバー・ミー、ユニセックスのルーツィールともに、米国風の生活文化やポップカルチャーをモチーフとするプリント柄が特徴。玩具・雑貨も手掛けるデザイナー集団と協業し「1930~60年代という最も華やかな時代の米国文化をベースに、当時を知る人には懐かしさを、若者には古さの中に新しさを感じてもらえる」(竹内裕児社長)現代風アレンジを施した。国内の捺染工場で最多16枚のスクリーンプリントを用い、デザインを高精細に表現した。

 デザインストックは既に約200柄あり、第一弾商品はハンカチ40柄とストール11柄で、色違いも含め約120SKUで展開。立ち上げの18秋冬は合計12万枚の生産を計画し、8月上旬の全商品のサンプルアップを待って、本生産に入る。

 プリント下地は播州産綿布にこだわり、産元商社などで別注生産した。柄に合わせてハンカチ用に5種類、ストール用に1種類の生地を用意した。同社ではブランド名とは別に、これら産地産のプリント下地を「播布/BAMP(バンプ)」と名付け、今後は地元機業にも製織の協力を呼び掛ける。

 販路は全国の百貨店を軸に、セレクトショップなども想定。「ハンカチ文化は日本独特のもの。ただ、現在はタオルやガーゼが席巻している。ハンカチ売り場に新風を吹き込みたい」と意気込む。

〈新社屋も5月に竣工〉

 ソーイング竹内では5月、縫製工場を兼ねる新社屋が竣工(しゅんこう)した。年内には新工場内にCAM・延反機を各1台追加導入し、自社の生産設備も増強する。従来手掛ける寝装品や雑貨、ハンカチ縫製OEMは主に外注の協力工場を活用するが、自社ブランド立ち上げを機に自社縫製能力も増強する。既に、縫製や検品関連のスタッフ6人を採用した。

 新社屋は外観・内装で自社ブランドイメージを体現するとともに、地元の若い人が働きやすい職場環境を目指して工場・事務スペースとも白が基調の明るく開放的な内装にこだわった。社員に限らず社外の人の交流の場としても活用できるよう、カフェスペースも設けている。