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東洋紡STC/寝装向けで二つの新素材/防虫や加齢臭に対応

2018年07月06日(Fri曜日) 午前11時6分

 東洋紡STCは、寝装用で防虫機能を持つレーヨン「ムシナイン」、加齢臭を消臭する「タフデオα」を新たに打ち出す。

 ムシナインは虫を寄せ付けにくい効果がある天然化合物で香料の一種であるケイ皮酸誘導体をレーヨンに練り込んだ。天然化合物を繊維内部から徐々に放出して防虫機能を発揮する。洗濯耐久性にも優れる。生地で販売する。

 タフデオαは高耐久消臭加工生地。加齢臭の原因となるノネナールに対して消臭効果を持つ特殊アミン系化合物を繊維に付与。加工しても硬くならず、通常の仕上げ加工と遜色のない風合いが得られる。また綿、ポリエステル・綿混など一般的な繊維素材への加工が可能。汗臭の三大成分「アンモニア」「酢酸」「イソ吉草酸」などの消臭と組み合わせることもできるという。

 さらにインナー用で今年新たに打ち出した吸湿発熱レーヨン「セルフホット」を寝装用でも提案する。通常のレーヨンの公定水分率が12%であるのに対し、セルフホットは約2倍の22・5%。吸湿時の発熱性も0・4~0・5℃上がる。

 2017年に同社が打ち出した高分子量ポリエチレンとレーヨン短繊維の長短複合糸の接触冷感素材「アイスデラックス」は、レーヨン混のため、吸湿性にも優れる。タオルケットのパイルなどにも適した素材として提案する。