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ダイワボウレーヨン/レーヨンでSDGs実現/生産・開発・事業運営に組み込む

2018年07月09日(Mon曜日) 午前11時27分

 ダイワボウレーヨンはこのほど、国連が提唱する「持続的な開発目標(SDGs)」を生産・開発・事業運営に組み込むことを明らかにした。木材パルプを原料とするレーヨンがサステイナブルな繊維素材である点を前面に打ち出し、環境や社会課題を反映させた商品開発と生産、事業運営を進める。

 SDGsは2015年、国連の「国連持続可能な開発サミット」で193の加盟国が「持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)」として全会一致で採択したもの。環境や社会経済の持続的な発展のために企業・団体などにSDGsに基づく運営を要請している。近年、欧米企業などはSDGsを事業戦略に積極的に組み込む動きを強めていた。

 こうした中、ダイワボウレーヨンもSDGsが定める17の目標を事業運営に積極的に組み込む。「安心・安全なモノ作り」「環境配慮」「効率的な生産」「地球温暖化防止策」「積極的な省エネ活動」「環境や社会課題を反映させた製品・技術開発」の実行を掲げる。

 例えば地球温暖化防止策では、主原料使用率98%と副原料のリサイクル推進、副成品(水硫化ソーダや芒硝〈ぼうしょう〉)の再利用と一部販売、厳格な排水処理を実施していることなどを打ち出す。

 安心・安全なモノ作りや環境配慮、効率的な生産では、森林資源の適正な利用を確認する「FSC」認証や繊維製品の染色加工などの安全性を確認する「エコテックス・スタンダード100」認証など第三者認証制度を積極的に活用する。省エネルギー活動では二酸化炭素排出量の削減に努める。

 環境や社会課題を反映させた製品・技術開発では、天然由来で生分解性を持つレーヨンの特徴を生かした低環境負荷製品の開発に重点的に取り組む。

 これら取り組みのいずれもSDGsの17の目標に適合させることで、SDGsを組み込んだ事業運営を推進していることを打ち出す。