中国が報復関税発動/国産綿花へ影響波及か/下半期は供給不足に

2018年07月10日(火曜日) 午前11時27分

 【上海支局】中国政府は6日、米国が340億ドル相当の中国製品を対象に25%の追加関税を同日発動した報復として、同額相当の農産、水産品、自動車など545品目を対象に25%の追加関税を課した。

 農産品は綿花を含む。米国産綿花が値上がりすることで、国産の綿花や綿糸価格にも影響が及ぶ見通しだ。同日の中国綿花価格指数(3128B級)は1トン当たり1万6223元で、前営業日に比べ56元値下がりした。

 中国の国家備蓄綿花は、放出政策の成果により適正在庫に近づいている。一方、コストパフォーマンスの高い米国産の輸入量はここ数年、増え続けている。米国産の価格優位性がなくなれば、豪州産などへシフトするとみられるが、豪州産新綿の発売時期は4~9月。そのため下半期は綿花が供給不足に陥り、輸入、国産とも値上がりする可能性がある。