日・印貿易拡大に期待/インド貿易振興局 ゼネラルマネジャー ヴィカス・マルホトラ 氏

2018年07月20日(Fri曜日) 午後4時38分

 今日20日まで大阪市中央区のマイドームおおさかで開催中の「第39回インド衣料品展」(IGF)、「第29回インド家庭用品展」(IHF)、「第1回インドシルクフェア」(ISF)を主催するインド貿易振興局(ITPO)のゼネラルマネジャー、ヴィカス・マルホトラ氏に日本市場の印象や同国の特徴について聞いた。

  ――大阪北部地震や西日本の豪雨被害という天災があったばかりでの開催です。

 出展者の中には開催自体を心配する声もありましたが、キャンセルもなく無事に開催できました。被災者の方にはお悔やみを申し上げたい。

  ――日本市場についての印象は。

 日本の中にインドへの強いニーズを感じます。文化的に似ている部分もあり、個人的にも好感を持っています。

  ――インドの繊維産業の特徴は。

 ハンドメードから大規模生産まで多様なプレイヤーがおり、綿やシルクなどナチュラルな繊維を軸にさまざまなアイテム、販路を持っている点ですね。

  ――日本ではアパレル不況が長引いています。

 確かに厳しい状況にあり、それはわれわれも認識しています。ただ、日・印経済連携協定のおかげで関税もかかりませんし、長年の展示会開催で対日ビジネスのノウハウも蓄積しています。次回は40回、30回の節目で、シルクフェアの第2回目も予定しています。日・印のさらなる貿易拡大に期待しています。

〈ニッセンケン/インドでサービス強化/秋冬衣料の製品化も後押し〉

 ニッセンケン品質評価センター(ニッセンケン)は、インドと日本の両企業へのサービスを強化し、インドでの試験需要拡大を図っている。今日20日まで大阪市中央区のマイドームおおさかで開かれているインド展に出展して訴求している。

 ニッセンケンは日系の試験機関として初めて、インドで試験業務を始めた。2014年にジャイプル事業所試験センターを開設し、翌15年にデリー支所、17年にパニーパット支所を設けた。

 通常の試験業務に加えて、現地のインド企業に対して「QCS(クオリティー・コンサルティング・サービス)」を提供。JIS規格の解説や検査機関の立場から日本向け製品の改善点をアドバイスする。

 日系企業に対しては「PCS(プロダクト・コントロール・システム)」を提案。現地の有力企業を紹介するほか、複数の工場をマッチングして製品の組み立てをサポートする。「日本とインドの架け橋的な役割」(同社)を発揮し、18秋冬向けではポリエステル中わた入りジャケット数万枚の取引実現などを後押しした。