全国テキスタイル産地Ⅰ

2018年07月30日(月曜日)

「若手」「連携」「海外」が活路

 一部を除き、テキスタイル産地の規模縮小が続いている。“軽量高密度織物景気”が終息したと思いきや、昨年秋ごろから中国の環境規制を背景に一気に仕事が戻ってきた北陸産地や、中規模から大規模綿織物機業が集積し、各社各様の手法ですみ分けが成され、縮小均衡が取られつつある大阪南部産地などが堅調から好調な受注推移だが、その他ほとんどの産地では今も受注数量が減少し、事業者数の減少にも歯止めがかかっていない。現時点で好調な北陸や大阪南部も、将来を保証するような盤石な状況ではない。ただ、産地全体が疲弊していても、現在生き残っている産地企業個々に全て元気がないかと言えばそうではない。個々に奮闘する企業、光る企業は数多い。後継者がいること、開発力があること、設備更新を続けていること、連携力があること――などがその共通点と言えるだろう。主要産地、主要企業にスポットを当て、産地の課題を探る。