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フジボウテキスタイル/大分、和歌山で設備更新/新販路開拓や効率化ねらう

2018年08月07日(Tue曜日) 午後2時18分

 フジボウテキスタイルが、大分の紡績工場と和歌山の丸編み地染色加工場で設備を更新する。国内工場への投資により、差別化した商材・加工の小量・多品種対応を強化する。稼働時期はいずれも、本年度下半期(2018年10月~19年3月)を予定する。

 大分工場では新たな精紡機を1台導入し、1台廃棄する。精紡機のメーカーや機種は非公表。山本公彦社長によると、「新たな機械の導入で品質の向上が期待できるほか、主力のインナー向け以外にも幅広い需要に応えられるようになる」。

 大分工場では綿を主体とした肌着用途の差別化糸に加え、超長綿など個性ある原料を使った糸やカシミヤ、ウール、シルク混、そして細番手糸といった特化素材を生産する。錘数は現在、約1万4千錘。今回の投資によってわずかながら増錘となる。

 和歌山工場では小型の染色機を1台導入する。同時に使用しなくなった1台を廃棄する。従来の機械よりも浴比率の高いもので生産効率の向上とコスト削減が狙い。「色合わせもこれまでよりしやすくなる」(山本社長)と言う。

 同工場は百貨店をメインとする高級生地の染色加工を手掛ける。近年、百貨店の売れ行き不振もあって、閑散期(7~9月)の稼働率を高めることが課題。海外向け生地の受託や秋冬向け生地の受託業務の拡大に力を入れる。獣毛混の生地の加工も行っており、さらに増やしていく。