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合繊メーカー18年4~6月期/大幅増収増益相次ぐ/産資好調も原燃料高の影響

2018年08月08日(Wed曜日) 午前11時48分

 合繊メーカーの2018年4~6月決算は全社が増収となるなど堅調な世界経済の恩恵を受けた。繊維関連事業も大幅増収が相次ぐなど競争力が一段と高まっていることをうかがわせる。一方で原燃料高などの影響で利益が圧迫されるケースも散見された。

 東レの繊維事業は増収増益だった。国内の衣料用途で一部低調だったものの自動車関連など産業用途が堅調に推移。海外も自動車関連や衛材分野が堅調であり、衣料も一貫型ビジネスが拡大した。

 旭化成の繊維事業も人工皮革「ラムース」やキュプラ不織布「ベンリーゼ」の販売数量が増加したことで増収増益となった。

 帝人のマテリアル事業も増収増益。うち繊維・製品事業も増収を確保した。産業資材は自動者関連がやや低調だったが、衣料用途はスポーツ・アウトドア向けが好調を維持した。

 東洋紡の産業マテリアル事業はエアバッグ基布の販売拡大やPPS繊維の市況改善、手袋用途でのスーパー繊維の拡販などで増収増益となった。繊維・商事事業は中東民族衣装用織物やスポーツが苦戦で減収となったが、シャツ製品やインナーが堅調に推移したことで増益となった。

 一方、ユニチカの繊維事業は減収減益。産業繊維がポリエステル高強力糸、ポリエステル短繊維ともに順調も原料価格上昇で利益が伸び悩んだ。衣料用繊維は高機能素材やユニフォームが好調もスポーツやレディース分野が低調だった。