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綿紡大手の4~6月期決算/減収減益が目立つ/厳しいスタートに

2018年08月10日(Fri曜日) 午後3時10分

 綿紡績大手7社の2018年4~6月期決算が出そろった。全社ベース、繊維セグメントともに前年同期比減収減益が目立ち、今期は厳しいスタートとなった。

 全社ベースでは前年との比較が可能な6社のうち4社が減収、営業利益・経常利益でも4社が減益、純利益では3社が減益だった。ダイワボウホールディングス(HD)は全社ベース、繊維セグメントともに売上高、全ての利益段階で増収増益とした。

 繊維セグメントでは7社中5社が減収、営業利益では4社が減益、営業利益率は4社が前年より悪化した。クラボウ、シキボウは営業利益で赤字に転落した。オーミケンシは減収だったものの営業利益で黒字転換、日東紡は増収、赤字幅縮小と改善した。

 店頭での衣料品の売れ行きは良くない状況が続いている。クラボウはカジュアルで低迷しているほか、富士紡ホールディングスは肌着の店頭販売が天候不順で減少。日清紡ホールディングスはシャツ地販売、グループの東京シャツの製品販売が低調だった。

 原糸販売の市況も、良くない状況が前期から続く。クラボウは原糸販売が低調、シキボウは国内紡績糸が中高級衣料用途の需要低迷で苦戦した。

 ワークウエア用途の生地・製品販売はどこも堅調。クラボウ、シキボウともに順調に販売が進んだ。日清紡HDは白衣で苦戦しているものの作業着用途は堅調に推移した。

 不織布も好調、堅調の企業が多い。ダイワボウHDはコスメ関連、制汗・除菌関連の不織布で売り上げを伸ばす。日清紡HDも化粧雑貨用不織布で販売が増えている。オーミケンシは付加価値の高いレーヨン素材の販売が不織布用途で順調に進んだ。