インド/繊維製品の関税引き上げ/328品目へ拡大/国内産業保護 強める

2018年08月15日(水曜日) 午前11時23分

 インド政府は7日、繊維製品に対する輸入関税の引き上げの対象品目を約50品目から328品目まで拡大した。政府は7月、国内の繊維産業を保護する目的で、織物やカーペット、スーツ、子供服など50品目以上を対象に輸入関税の税率を従来比2倍の20%に引き上げていた。

 7日の「ライブミント(電子版)」によると、2017~18年度(17年4月~18年3月)の繊維製品の輸入額は前年度比16%増の70億ドルで過去最多を記録。うち30億ドルを中国が占めた。同年度の対中貿易赤字は過去最大の15億4千万ドルに上った。インド繊維産業連盟(CITI)のサンジャイ・ジャイン会長は「中国は貿易黒字が続く限りは報復関税を課さないと思う。インドの関税引き上げによって、18~19年度の繊維製品の輸入額は60億ドルに抑えられるだろう」と述べた。

 インドと自由貿易協定(FTA)を締結しているバングラデシュ、ベトナムやカンボジアからの繊維製品には原則、輸入関税がかけられない。業界関係者は、中国製品がこれらの国を経由して輸入されていることから、繊維製品に対する原産地規則(FTA締結国で生産され、一定の付加価値が加わるなどの要件を満たした原産品が非関税の対象となる規則)の適用を求めている。

〔NNA〕