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モリリン「エムセル」/サステイナブル訴求/欧州の市場ニーズ合わせ

2018年08月21日(Tue曜日) 午前11時51分

 モリリンは、欧州向けを中心に販売しているミシン糸「エムセル」でサステイナブル(持続可能な)の打ち出しを強め、さらなる販売拡大を狙う。欧州のアパレル市場では、サステイナブルや環境保護への関心が高く、市場のニーズに合わせて展開する。

 エムセルは「テンセル」リヨセル100%使いで、原料の木材はサステイナブルを実践する植林した森林から得ているため、環境への負担が少ない。さらに、特殊な製法により、綿よりも高強力で染着性にも優れるという特徴も併せ持つ。

 ジーンズやカジュアルパンツ向けのミシン糸として販売しており、売上高比率では欧州向けが9割を占める。イタリアの高級ジーンズメーカーやSPAアパレルなどに採用されている。残り1割は国内向け。欧州向けへの展開を図るため、7、8年ほど前に開発した。

 中国の自社工場で生産。紡績から加工まで一貫した生産体制を築いており、確実なトレーサビリティーも実現する。日本のミシン糸メーカーで自社の紡績工場を持つのは同社だけとみられ、差別化したモノ作りにも寄与している。

 同社はミシン糸の“地産地消”を掲げており、1つの国や地域で商品の開発から製造、販売までを目指す。