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エアバッグ用原糸・基布値上げ/東洋紡

2018年08月23日(Thu曜日) 午後3時24分

 東洋紡は自動車エアバッグ用原糸と基布を10月1日出荷分から値上げする。値上げ幅は1キロ当たり100円(原糸重量換算)。主原料であるナイロン66ポリマーが高騰し、採算が悪化しているため。

 エアバッグ用原糸・基布の主原料であるナイロン66ポリマーは、昨年から主要メーカー各社の生産プラントトラブルが相次いだことなどで需給が逼迫(ひっぱく)し、長期にわたって高騰が続いている。ナイロン66ポリマーの原料であるアジポニトリルもメーカー各社の供給能力拡張が数年後になるとみられ、ナイロン66ポリマーの需給逼迫は今後数年間継続する見通しとなった。

 このためナイロン66ポリマーメーカーが大幅に値上げした。ナフサなど従来の価格転嫁指標からの開きも拡大する中、東洋紡のエアバッグ用原糸・基布の採算性が極めて悪化していた。同社ではコスト削減など自助努力を進めてきたが、現在の価格体系では今後の安定的な製品供給体制の維持が困難と判断。値上げを決めた。