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シキボウ 原糸販売事業/国内外拠点で連携強化/適材適所の供給体制へ

2018年08月27日(Mon曜日) 午後4時25分

 シキボウは原糸販売事業の収益改善に向けて、国内外の工場・販売拠点の連携を強める。

 今年に入って「原糸販売プロジェクトチーム」を発足し、国内、ベトナム、インドネシア、タイにある拠点ごとの生産・販売状況、方針などの情報・意見交換を定期的に行い、ターゲットとする市場に各拠点の強みが最大限に発揮できる適材適所の供給体制を模索する。

 タイのグループ繊維商社に寄せられた商材のニーズにベトナムの協力工場で作ることで対応したり、ベトナムで必要とする商材をインドネシアで手当てしたりすることで、これまで各拠点単独では対応できなかった需要にも応えられるようにする。

 プロジェクトチームには清原幹夫社長をはじめ、国内紡績の富山工場、ベトナムの紡績協力工場、インドネシア現地法人メルテックス、そして子会社の新内外綿のタイ販売会社J.P.ボスコの各担当者が参加する。

 富山工場は、同社にとって国内唯一の紡績工場で生産力は約2万錘。中・量産工場としての役割に加え、新素材の開発センターでもある。技術的に難度の高い糸も引くことができる。

 ベトナムには協力紡績工場3社がある。近年、国内から技術移転を進め、差別化糸の量産拠点となっている。精紡交撚糸、2層構造糸、原綿からこだわった特殊紡績も可能。

 メルテックスは紡織加工を手掛け、糸ではポリエステル・綿混糸、CVC(綿混率50%以上)糸が主力。2層構造糸も手掛ける。加工では抗菌、生菌、消臭といった衛生機能加工を得意とする。