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百貨店向け婦人服商況/ブラウス×スカートで/「買い足し」から「買い替え」も

2018年09月26日(Wed曜日) 午前11時26分

 百貨店向け婦人服の18秋の立ち上がりは、猛暑や台風、豪雨などで遅れた。昨年は秋の到来が早く、9月の全国百貨店売上高で婦人服は前年比1・5%増と好調だった。9月も中旬から涼しくなり、商戦はようやく動きを見せる。特にブラウス×スカートのスタイリングが好評。昨年とは一味違う秋らしさが求められている。(鈴木康弘)

 レナウンの「アクアスキュータム」の8月販売は、セールは前年を上回ったが、秋冬物は前年並みで推移した。ジャケットとブラウスが好調で、それぞれ前年比48%増、42%増。リピート客には秋らしいエコスエードジャケットの反応が良く、フリー客にはすぐ着られるストレッチチェックブラウスが売れた。

 9月もこのエコスエードジャケットは取り扱いが簡単で、エシカルの流れもあって好調を持続する。ハイネックで胸元にギャザーが入り、ウエストをリボンで締めるフラワープリントブラウスも人気がある。

 「シンプルライフ」の8月販売はプロパーのブラウスが42%増だった。9月もチェック柄のシャツやブラウスが好調に動く。グレンチェックに小花柄をプリントしたブラウスなど、チェックでもひと工夫した商品が売れ筋である。

 イトキンの「ホコモモラ」でもブラウスアイテムが秋の立ち上がりをけん引する。売れ筋は先染めチェックのブラウスや、綿の2重織り、フェイクスエードのブラウス。ボトムスは丈の長めのスカートが稼働しており、「ブラウス×スカートのコーディネートのスタイリングが今年のスタイル」と言う。

 昨年との違いは「ブラウスを羽織るというより、1枚で着るタイプ」が動く。「雑貨でもショートブーツやバッグなど、秋をしっかり感じさせるものが売れている」。昨年は半袖に何か羽織るものを「買い足す」だったが、今年は秋のトレンドが感じられるものに「買い替える」傾向があると分析する。

 三陽商会の婦人服でも8月は、「シャツ・ブラウスアイテムが6%増、スカートが16%増」とこの2アイテムが大きく伸び、ブラウス×スカートのスタイリングが人気を博す。「エポカ」では、チュール素材のギャザースカートが、ニットとセットで着用できると売れた。「マッキントッシュ フィロソフィー」ではふんわりとしたシルエットの袖にタッグデザインを取り入れたブラウスが動いた。

 オンワード樫山の婦人服もブラウスやスカートが好調。「J・プレス」は今秋に「パターン・オン・パターン」を打ち出す。マニッシュで上品なストライプのブラウスに、オリジナルのグレンチェックのスカートを合わせたスタイリング。柄と色に、柔らかな素材やシルエット使いで、今年らしいコーディネートを提案する。