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モリリン〈タイランド〉/日・タイ・ベトナム連携/HWMレーヨン活用で新商品

2018年10月01日(Mon曜日) 午後4時49分

 モリリンのタイ子会社、モリリン〈タイランド〉は東南アジア地域の中心部という立地を生かし、日本、タイ、ベトナムなどのモリリングループ各社が連携したコンバーティング事業の拡大を進める。商品開発で成果が上がっており、2018年は新たに、レンチングの機能性HWMレーヨンを活用した商品開発も始まった。

 同社は化繊を中心とした原綿、綿糸・混紡糸を含む原糸、差別化の丸編み地や横編み製品のコンバーティング事業が主力。特に春夏向けを得意とすることから「18年度も下半期(6~12月)が重要になる」(内藤暁伸社長)。

 これまでサプライソースの再構築に取り組み、モリリングループが連携することでタイだけでなくインドやインドネシア、ベトナムでの紡績、編み立て、縫製を活用した取扱商品の高度化に取り組んでいる。

 その一つとして今期から、インドの委託生産先紡績にキュプラ短繊維を供給し、現地調達したオーガニック綿と混紡した「モイスチャーコット」の取り扱いがスタート。原糸販売のほか、モリリン・リビング・インドネシアで寝装・寝具に、モリリンベトナムで衣料品として製品化し、日本向けに販売するといったオペレーションに取り組む。

 同様の仕組みで開発を進めているのが、レンチングのUVカット機能HWMレーヨンを活用した「ビューティーコット」。日本の本店(愛知県一宮市)のマテリアルグループが原綿を調達し、モリリン〈タイランド〉がタイなどで委託紡績し、モリリンベトナムが編み立て・染色加工・縫製を担う構想となる。UVカット機能を生かした“美白”をコンセプトに打ち出す。

 「タイは既に、低価格な素材で競争する国ではなくなってきた。今後はますます商品の高付加価値が必要」として、グループ連携によるアジアでの差別化商品開発と販売に取り組む。