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「インターテキスタイル上海18秋展」レビュー(2)/商社が独自素材などアピール

2018年10月03日(水曜日) 午前11時13分

 今回の「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2018秋」で日系商社は、日本や中国製の独自素材と、メーカー機能をアピールした。ローカルブランドが引き付け型の発注を増やし、短納期・小ロットのニーズが拡大する中、バイオーダー中心の商社は、備蓄品を持つ生地商との差別化が求められている。そうした中、独自素材とメーカー機能の強みを持つ商社の中国内販は、堅調に推移している。

 モリリンは、尾州と北陸という二大産地の日本製と中国製の生地をアピールした。中でも尾州のウール生地が多くの引き合いを受けていた。日本、中国製ともバイオーダーのみで備蓄品は持たないが、生機を用意することで顧客の短納期ニーズに応えている。1年前から本格化した内販は、営業人材が徐々に育ち、複数の顧客との取り組みが動き出している。

 田村駒は、中国の合弁工場で生産するカットソー生地の独自ブランド「フィルジータ」を中心に、日本品やベトナム品を訴求した。内販では、日本品を使いグレードアップを目指すローカルブランドの新規開拓で成果を上げている。

 帝人フロンティアは、ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」をメインにアピール。約180点出展した生地のうち7割がソロテックス使いだった。内販でソロテックスは、大手メンズブランドなどに採用されているが、本格導入には至っていない。今回展を機に、拡販に弾みをつけていく。

 蝶理は、ブラックフォーマル商材「ヴェリタネロ」など、日本と中国、インドネシアで開発する合繊生地を出展した。内販は、自社ブランドを持つアパレルメーカーの開拓が順調に推移している。与信管理を強め、休止していたOEM企業の開拓も、下半期から再開した。