江蘇三潤服装集団/IE活用し高効率生産へ/自動化と同時進行で

2018年10月11日(木曜日) 午前11時41分

 【上海支局】日本と欧米向けの製品OEMを手掛ける江蘇三潤服装集団が、IE(インダストリアル・エンジニアリング)を活用した縫製工場の効率アップに取り組んでいる。設備の自動化とともに活用を進め、工場のレベルを高めていく。背景には、地場企業との競争が激化していることがある。

 IEは工場内の工程を分析する手法で、生産性向上と原価低減ができる。トヨタ自動車の工場などで使われているという。

 江蘇三潤服装集団はここ数年、中国とASEAN地域の自社工場の自動化を進めてきており、今年はIEの本格導入に取り組んでいる。「これまでもIEの手法を取り入れてきたが、中途半端だった。今後はIEを使ってライン長に頼った属人的な生産を改めていく」と景愛梅董事長は話す。

 現在南通本部でIEの専門家による講義を行っており、今後それを各工場の現場に落とし込んでいく。「設備の自動化とバランスを取りながら、活用を進めたい」と言う。

 中国の縫製業界では、人手不足や人件費などのコストアップにより、優勝劣敗が鮮明になり、勝ち組の大手間の競争が激しくなっている。そうした中、工場の効率化に取り組みながら、ASEAN地域や新疆ウイグル自治区の工場の規模拡大も図り、競争に勝ち抜いていく。