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「台北紡織展」が開幕/スマート、エコ、機能性を訴求/456社出展 過去最大級

2018年10月17日(Wed曜日) 午前11時32分

 【台北=岩下祐一】台湾最大の糸と生地の展示会「2018台北紡織展(TITAS)」が16日、台北南港展覧館で開幕した。昨年展に比べ73社多い12カ国・地域の456社が出展し、スマートテキスタイル、環境素材、機能性の最新成果を披露している。日本企業はユニチカと繊維評価技術協議会が初出展したほか、昨年に続き2回目の三木理研や、連続出展するミマキエンジニアリングとエプソンの現地法人などがブースを構えている。会期は18日まで。

 主催者の紡拓会によると、今回展には欧米のスポーツ、アウトドアブランドを中心に19カ国・地域の100強のバイヤーが参加する見通し。「コーチ」や「ラルフローレン」「ペリー・エリス」などのファッションブランドの来場も予定されている。

 台湾屈指のコングロマリット、遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の大手繊維企業で、原料から製品まで一貫展開する遠東新世紀は今回展で、欧米ブランドと共同開発したポリエステル織物向けの無水染色技術を目玉として打ち出す。超臨界流体を使った技術で廃水がなく、エネルギーと染料などの化学品の使用を抑えられることを訴求。ナイロン織物向けも現在開発中と言う。

 台湾プラスチックグループ(台湾化学繊維、南亜、福懋興業、台湾プラスチック)は、ファッションからスポーツ、アウトドア、産業資材と幅広い用途で展開する糸と生地をアピール。旭化成との合弁会社、台塑旭弾性繊維で生産するスパンデックス「ロイカ」を重点商品の一つに位置付け、その伸縮性やキックバック性を紹介している。