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「台北紡織展」/大手が機能性、環境を訴求/ファッション、ユニフォーム向けも

2018年10月18日(木曜日) 午後4時57分

 【台北=岩下祐一】今日18日まで台北市内で開かれている「2018台北紡織展(TITAS)」では、地場の大手メーカーが、機能性と環境素材の最新製品を訴求している。従来から強いスポーツ、アウトドア向けだけでなく、スポーツとの融合が進むファッションや、高い機能性が求められるユニフォーム用途の提案も見られる。

 糸染めから織布、製品まで一貫展開する南緯実業は、環境配慮型のポリエステル糸と、それを使った高機能生地を提案する。オールシーズン向けのウール混が特に引き合いを受けている。欧州のスポーツブランドが天然素材志向を高めていることから、同社はそれに対応し、ウールや綿との混紡使いを一昨年から増やしている。

 ニット生地の旭栄集団は、アスレジャーやスポーティーカジュアルのトレンドに対応する、カジュアルとスポーツのテイストを融合させた素材をアピールしている。中でも環境配慮型のポリエステルや、リサイクルポリエステル使いの訴求に力が入っている。

 大手紡績で、綿糸やポリエステル原糸などを生産する台南紡織は、コラーゲンを含み美肌効果が期待できる生地を出展。一般のポリエステル素材の3倍の水分を含み、肌の保湿に効果があることを訴求する。

 染色加工から織布、製品まで一貫で手掛ける儒鴻企業は、速乾、通気性、撥水、軽量、形状記憶の五つの機能を追求した高機能生地を前面に打ち出した。

 高機能生地のメーカーの佳紡国際貿易は、原糸段階でUVカットや抗菌消臭機能を加えた独自素材「リッチ・ヤーン」を紹介。ポリエステルとナイロン使いがあり、スポーツウエアからユニフォーム、肌着まで幅広く使える素材としてアピールしている。