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綿紡績/北陸ビジネス拡大へ/合繊紡績糸や特殊繊維で

2018年10月19日(Fri曜日) 午前11時11分

 綿紡績が北陸産地とのビジネス拡大に取り組んでいる。「北陸ヤーンフェア2018」では新内外綿、富士紡ホールディングスの2社が出展し、綿糸ではなく、合繊紡績糸や特殊繊維をアピールするなど、綿紡績とは異なる顔を見せ、来場者の関心を集めた。

 新内外綿は、前回に続いて2回目の出展となった。北陸産地への糸売りは全体の10%弱にすぎないが、拡大に向けてポリエステル短繊維100%による杢(もく)糸を訴求した。

 原着ポリエステル短繊維を混綿し、村田機械の渦流精紡機「ボルテックス」で生産するこの杢糸。北陸以外の産地ではアウトドアウエアやスポーツウエア向けに引き合いがあるという。これを武器に北陸産地企業と取り組みを深めながら、拡大を目指す。

 初出展の富士紡ホールディングスは綿紡績というイメージを覆し、特殊合繊を打ち出した。同社はかつてより、ナイロン熱接着繊維「ジョイナー」など特殊な合繊をフジボウ愛媛小坂井工場で生産するほか、ステンレス紡績糸なども手掛けるが、特殊繊維であるため、販路が限られていた。今回展への出展を通じて新販路を開拓する考え。ブースの3分の2をこうした特殊繊維で構成したが、特にステンレス紡績糸は制電防止やウエアラブルなど向けでの関心が高かったと言う。