メーカー別 繊維ニュース

三陽商会 婦人服/「10月、スイッチ入る」/端境期、夏物対応を強化

2018年10月24日(Wed曜日) 午前11時39分

 「10月に入り、スイッチが入った」(エヴェックス バイ クリツィア)。三陽商会の婦人服は9月商戦が苦戦したものの、10月に入っての気温低下で、アウターを中心に秋物が動き出した。19春夏は端境期や夏物対応を強化する動きが見られる。

 18春夏は気温の上昇が早く、スプリングコートの販売時期が短かった。とはいえ、19春夏は「ポール・スチュアート」が生産を前年比約3割増、「アマカ」が型数で5割増、生産で約2割増の計画。エヴェックス バイ クリツィアも型数で5割増、生産で5%増とし、「春コートはブラウス素材を使うなど今までにない提案」を行う。

 「マッキントッシュ フィロソフィー」は横ばいの計画ながら、トレンチコートに長めの105センチ丈を投入し、色数も増やした。「マッキントッシュ ロンドン」もブルゾンタイプやショート丈などを提案する。

 端境期対策ではエヴェックス バイ クリツィアが雑貨を打ち出す。「春物ウエアの動きが本格化する前の2月はトートバッグを中心とした雑貨を訴求する」と言う。マッキントッシュ フィロソフィーは夏物強化として夏ジャケット、パラソルなどの夏雑貨を展開する。

 価格政策ではポール・スチュアートが強みのジャケットで4万円を割るエントリー価格を導入。アマカは4~6月に従来比10~20%下げた戦略商材を投入する。

〈婦人服「ポール・スチュアート」/全店舗でPO導入〉

 三陽商会は、婦人服「ポール・スチュアート」の全39店舗でスーツのパターンオーダー(PO)を導入した。これまで一部店舗でPOを展開してきたが、全国規模でニーズが高く、今秋からの本格導入を決めた。「まだ数字は小さいが、9、10月のPOは前期比6倍の推移になっている。今後も需要を見込める」(三陽商会)

 同ブランドのPOスーツは、10秋冬シーズンから一部店舗でサービスを開始。女性管理職や医者などエグゼクティブからの支持が厚く、徐々に店舗数を拡大していた。POの価格は、素材選定や各種オプションの有無により、セットアップで10万4千~24万3千円。現在の中心顧客は40~50代のキャリア女性になっている。

 POに加え、19春夏シーズンの店頭では、三つのカテゴリーに分けたジャケットスタイルも提案。女性の働き方に合わせ、コンサバティブなテーラードジャケットをはじめ、ホワイトやライトブルーの清潔感のあるジャケットを投入する。

 さらに素材のバリエーションを増やし、軽さが特徴のニットジャケットやカーディガン風のジャージージャケット、ダブルフェースのトップスなども提案する。