インドネシア繊維産業/エチオピアの急成長に警戒

2018年10月26日(Fri曜日) 午前11時26分

 インドネシア繊維業者協会(API)は、エチオピアの繊維産業がこの2年間で急激な成長を遂げており、近い将来、インドネシアにとってベトナムやバングラデシュと並ぶ競争国になりそうだと警戒している。「ビスニス・インドネシア」がこのほど伝えた。

 APIのアデ会長は「エチオピア政府は、繊維産業への投資に対し税制面や工場用地の取得などで優遇策を拡大している。中国企業の進出が進み、生産性も大幅に向上している」と言う。

 インドネシア商工会議所(カディン)のシンタ副会頭(国際関係担当)は「エチオピアは地理的に欧州に近く、これに対抗するには、インドネシアは製品の競争力を高める必要がある」と指摘する。

 エチオピアの今年7~8月の繊維製品の輸出額は、前年同期比8%増の2530万ドルだった。エチオピア政府によると、この3年間、繊維・衣料産業は毎年51%の成長を続けている。

 これに対し、インドネシアの衣料品製造大手パン・ブラザーズのイスワル秘書役は「エチオピア製品は下位中間層向けであり、品質面でインドネシア製品に劣っている」と指摘。エチオピアとの競争については、「現時点では懸念していない」と話す。

〔NNA〕