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パンテキスタイルフェア大阪/エコ素材の出展目立つ/独自の織布・染色技術も

2018年11月01日(Thu曜日) 午後3時14分

 41回目を迎えた台湾テキスタイルメーカーによる「パンテキスタイルフェア大阪2018」(紡拓会主催)には57社が参加。エコを意識した素材・技法、独自の織布技術、染色技術などを打ち出し、対日ビジネス拡大に取り組んでいる。今日1日まで、大阪市中央区のOMMビルで開かれている。

 遠東新世紀は、エコ素材を冠ブランド「トップグリーン」で展開しており、今回はペットボトルからの再生ポリエステルによる商品群を打ち出した。

 茨城県の回収工場で生産したフレークを台湾で糸、生地、縫製品に仕上げる。今年8月、プロ野球・日本ハムのファンクラブにトップグリーンで商品化した景品用のTシャツを納入した。

 ベトナムで糸から製品に至る一貫生産体制の構築を目指しており、ポリエステル長繊維の生産に間もなく着手する。紡績工場の建設も検討している。

 三洋紡織繊維は、新開発のポリプロピレン短繊維による中わた「ドリームフェル」を出展し、リサイクル性に優れるPPのエコな側面も紹介。来年度からの本格販売を目指しており、軽さ、暖かさ、すぐ乾く特性をダウンジャケットや布団わたなどの用途に売り込んでいく。

 綿春繊維工業は、独特の表面感が特徴の“ぼかし染め技術”を提案。水の使用量を大幅に削減できる環境への優しさも合わせてPRしている。

 台南紡織は、魚のうろこから抽出した物質で肌への優しさ、UVケア、消臭性能、静電気防止性能などを持たせた「ユモールフィル」をポリエステル、レーヨン、ナイロンで展開中。国内販売が中心のため、インナー・スポーツのベターゾーンを狙い、日本や米国向けで販路開拓を精力的に進めている。

 晨華企業はダウンジャケット用表地と裏地を同時に織布できる技術で特許を保有している。ジャカードを得意としており、スキー、アウトドア、スノーボード向けに販売。現状で40%を占める日本向けを「50%台に乗せたい」と言う。