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綿紡大手の4~9月期決算/厳しい商況浮き彫りに/繊維は4社が赤字

2018年11月13日(Tue曜日) 午前11時1分

 綿紡績大手7社の2018年4~9月期決算が出そろった。全社ベース、繊維セグメントともに前年同期比減収減益が多く、厳しい商況が浮き彫りになった。

 全社ベースでは前年との比較が可能な6社のうち4社が減収、営業利益・経常利益でも4社が減益、純利益では3社が減益だった。ダイワボウホールディングス(HD)が全社ベース、繊維セグメントともに売上高、全ての利益段階で増収増益だった。

 繊維セグメントでは7社中4社が減収、営業利益では2社が大幅減益、クラボウ、シキボウ、オーミケンシ、日東紡の4社が赤字だった。営業利益率は6社が悪化した。

 店頭での衣料品の売れの悪さや製造コストの上昇が直撃した。クラボウはカジュアルや原糸で苦戦、シキボウも原糸販売が中高級衣料品用途の需要低迷で苦戦したほか、中東への生地輸出も現地の市況が悪く伸び悩んだ。

 富士紡HDは量販店でのメンズインナーで定番品の売れ行きが伸び悩んだ。日清紡HDは東京シャツや化粧雑貨用不織布の販売が堅調だったが、ユニフォーム生地や海外向けスパンデックス糸の販売が低調だった。日東紡は昨冬に重衣料が良く売れたことが芯地販売に追い風となった。高付加価値芯地の一部の生産を国産に切り替えたことが益率に寄与した。

 ダイワボウHDは中国やインドネシアで生産するアパレル製品の対日・対米輸出の好調に加え、東アジア市場への販売も拡大した。合繊わたや不織布も衛材、コスメ用途などで底堅い動きが続く。