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宇仁繊維 19秋冬/チェック柄プリントがイチ押し/「早く、安く」で需要取り込み

2018年11月16日(Fri曜日) 午前11時20分

 宇仁繊維は19秋冬に向け、「大ブームになるのではないか」(宇仁龍一社長)と予測するチェック柄プリントの打ち出しを強める。

 チェックと言えば先染め糸を用いることが一般的だが、同社では得意のプリントでチェック柄の充実を図る。播州や北陸産地の先染めチェックも用意するものの、先染めと比べて「早く、安く作れる」(宇仁社長)チェック柄プリントの方により力を入れることでトレンドに対応し、小回りを利かせて需要の取り込みを狙う。

 このほど東京で開催した個展では、人気素材の上位をチェック柄が占めた。15日から開催中の大阪展でも同柄への引き合いが強い。チェックトレンドは昨シーズンから続くものだが、「やや乗り遅れている」(宇仁麻美子常務)として企画、生産を急ピッチで進め、今後の巻き返しを期す。

 「プリントのトレンドも強い」(宇仁常務)としてパッチワーク調柄など各種新柄を取りそろえるほか、ジャカード、トリアセテート、ウオッシャブルレース、インクジェットプリント、ウール調合繊などを増強提案する。

 大阪展は今日16日まで大阪市中央区の同社で開催中。引き続き28、29の両日には名古屋店(名古屋市中区)で個展を開く。

〈オザキプリーツ/プリーツデニム大好評/特許技術駆使して開発〉

 オザキプリーツ(福岡市)が開発したプリーツデニムが好評を博している。天然繊維へのプリーツ加工を実現した同社の特許技術「マックス・プリーツ」と、交織生地へのプリーツによってさまざまな柄を生み出す特許技術「プリ オリオレ」を用いたもので、このほど披露した宇仁繊維の東京展、大阪展で人気を呼んだ。

 天然繊維へのプリーツは通常、加工が難しく、保持性もない。特殊な樹脂を用いることで綿、シルク、麻などへの高いプリーツ保持性を実現したのがマックス・プリーツ。この技術を応用してデニムへのプリーツを本格化した。三備産地のデニムメーカー数社からの受託が始まったほか、親会社である宇仁繊維ではプリーツデニムの生地販売を始めた。

 プリーツ後にダメージ加工や洗いをかけると、プリーツが保持されたままインディゴ独特の色落ち感も加わる。

 同社によると「デニムを使いたい」という顧客が増えており、その差別化のために同プリーツを採用したいとの声が多数寄せられている。

 樹脂の含浸など生産はほぼ手作業だが、受注が拡大しているため今後は機械化を進める。