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トンボ/「ミラクルニット」提案/体操服は昇華転写プリント好評

2018年11月19日(Mon曜日) 午前11時24分

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は、軽量で伸縮性に優れたオリジナル素材「ミラクルニット」の提案を進める。体操服や部活用ウエアは、主力の「ビクトリー」の採用校を増やす。

 ミラクルニットは、今年7月に発表したもの。見た目は織物調で、生地の表面は滑らかな美しさがある。今年の夏に開いた展示会では軽さや家庭洗濯できる手軽さに関心が集まった。来春から岐阜県内の高校で採用が決まり、2020年4月の入学者に向けて提案する。

 学販スポーツでは、自社ブランド「ビクトリー」が好調に動く。デザインの自由度が高い昇華転写プリントの要望が多く、岡山県内の工場で小ロットから対応する。「五輪を前に教育現場のスポーツへの関心は高い」(担当者)。今年初めて全国の生徒からアイデアを募る「体育着デザインコンクール」を開催するなど周知に力を入れる。

 学生服メーカー各社が打ち出す学校全体のサポートでも新たな取り組みを始めている。今年、教員300人にどんなテーマに関心があるかを問う初のネットアンケートを実施。教員が知らない子供の世界や、働き方が上位を占め、展示会では要望に沿った講演を開いた。恵谷栄一取締役は「学校現場が抱える課題は日々変化している。時代に合った提案をしたい」と話す。

 これらの制服と体操服は15、16の両日、東京都港区で開いた展示会で紹介した。