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トンボ スポーツMD部/「ヨネックス」累計採用 千校へ/昇華転写プリントがけん引

2018年11月26日(Mon曜日) 午前11時52分

 トンボ(岡山市)のスポーツMD部は来入学商戦に向け、「ヨネックス」「ビクトリー」とも新規採用校が約100校獲得でき、計画通り堅調に推移する。ヨネックスは昇華転写プリントでデザイン性を高めたアイテムの販売が増え、2010年の本格販売から累計採用校が千校を越えそうだ。

 営業統括本部MD本部の阿部裕安スポーツMD部長によると、ヨネックス、ビクトリーも昇華転写プリントによる商品群の引き合いが増加。防寒・防風性に優れ、軽量なウオームアップウエアの「ピストレ」も、昇華転写プリントによる多彩なデザインと組み合わせることで、学販だけでなくマーチングバンドなどの部活のチームウエアとしても広がりを見せる。

 ピストレに使っている独自開発素材「ピステックス」では、裏起毛の「ピステックス001W」を投入。撥水(はっすい)や静電防止吸水、寒冷地向け肉厚起毛を含め4種類をそろえることで、これまで西日本が中心だった販路も「北海道の学校でも決まることが増えてきた」(阿部スポーツMD部長)と言う。

 昇華転写プリントへの要望が高いことから美咲工場(岡山県美咲町)に今月、プリント設備を増設した。裁断機も導入し、来年の入学シーズン前の最盛期までに生産を軌道に乗せる。特にマーチングバンドなど部活向けでは、「学販スポーツの採用につながる」ケースも一部で増加。学校の教員の中には昇華転写プリントに対して強い関心を示すことも多いことから、商品開発を一段と強化する。

 今年6月に開所式を行ったトンボ倉吉工房(鳥取県倉吉市)は、初年度4万点の生産目標に向け、順調に稼働する。

 新投入の「イーストボーイ」のウエアについては制服導入校を中心に販路を広げる。

 新規採用校の獲得はこれからが追い込みとなっていく。阿部スポーツMD部長は今期の増収目標に対して「達成していきたい」と話す。