瀧定紡織品〈上海〉/日本製生地の内販けん引/今年は増収増益の見通し

2018年11月28日(Wed曜日) 午後4時39分

 【上海支局】瀧定名古屋の上海法人、瀧定紡織品〈上海〉の2018年通年業績は、前年に比べ増収増益になる見通しだ。日本製婦人服地の中国内販がけん引する。来年も日本本社との連携を強めながら、日本製生地の内販に取り組む。

 生地内販は、売り上げ全体の8割以上を占める日本製婦人服地の備蓄品が、引き続き堅調に推移している。一方「来年向けの受注は出足が遅く、若干不安だ」と吉田秀之総経理は話す。

 日本品の納期が長期化していることも懸念材料。「日本本社との連携を強化することで納期を少しでも短くしていく」(吉田総経理)と言う。

 内販の売れ筋は、ポリエステルを中心とした合繊織物や、チェックなどの柄物。他方、展示会などで今年打ち出した機能素材使いに対して「(主要顧客のレディースブランドの)関心はまだそれほど高くない」。

 婦人服地と、苦戦が続いていた紳士服地の営業部隊を統合して間もなく1年になるが、一体感が出て情報交換が活発になるなど効果が出ている。「来年は数字面でも効果がはっきり見えるようにしたい」と述べる。

 紳士服地の内販は、日本人駐在員1人を加え、挽回を目指している。北京を中心とした華北地区での新規開拓を、来年強化することを検討している。