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トンボ「いい服の日」/生徒たちの独創性に感嘆/アイデア・デザインコンクール

2018年12月04日(Tue曜日) 午後3時55分

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は1日、「いい服の日」にちなみ、さん太ホール(同)で「トンボアイデア・デザインコンクール」の表彰式を開いた。同社の従業員や中学校・高校の生徒、教員など約300人が参加。今回は初めて1万点超の応募があり、その中から最優秀賞、優秀賞の作品を具現化してファッションショー形式で紹介、独創的なアイデアやデザインに対し来場者が感嘆の声を漏らす場面もあった。

 いい服の日は「11月29日」の語呂合わせで制定したもので、2007年から進めるブランディング活動の一環。イベントは9回目で、今回はアイデア・デザイン画合わせて前回の8046点を大きく上回る1万699点(アイデア部門374校3260点、デザイン部門797校7439点)の応募があり、初めて1万点を超えた。

 これまで玉野本社工場(岡山県玉野市)で表彰式を開いてきたが、今回からJR岡山駅に近いさん太ホールで開催。北海道から長崎まで学校の生徒、関係者が集まった。デザイン、アイデア部門ではそれぞれ最優秀賞、優秀賞を選定。応募が多かった学校へは学校賞を贈った。

 アイデア部門の最優秀賞は兵庫県立兵庫工業高校3年の仲上星奈さんの「絶対に落としまペン!」で、胸ポケットの中のゴムによってお辞儀をした際もペンが落ちない仕組み。トンボの恵谷栄一取締役は「ユーモアがあり感心した。商品化していきたい」と話した。

 デザイン部門の最優秀賞は岐阜県立大垣工業高校2年の森星也さんの「理想の制服」で、斬新な色使いでありながらもおしゃれなデザインが印象的。選定委員を務めたデザイナーの松倉久美さんは「カジュアル化をうまく取り入れ、色とデザインが全てマッチ。ダイヤモンドの原石がまたここに一人いる」と絶賛した。

 受賞に当たって、仲上さんは「実際に集会でポケットに入れていたペンを落とした時に思い付いた。アイデア通り(作品が形として)出来上がりすごいと思った」、森さんは「蜂をモチーフにデザインを思い付いた。想像以上のものができてうれしい」と喜びを語った。

 トンボの近藤知之社長は「創意工夫された素晴らしい作品が集まった。すぐにでも商品化できるものはしていきたい」と、生徒たちの豊かな発想に敬意を表した。