ニッケ/営業拠点設立し内見会開く/学生服生地の内販に参入

2018年12月12日(Wed曜日) 午前10時55分

 【上海支局】ニッケが学生服向けのウール生地の中国内販参入に向け、着々と準備を進めている。営業拠点となる青島日毛織物上海分公司をこのほど設け、上海市内の自社オフィスで5日から内見会を開いている。学生服メーカーなどの現地パートナーを早期に見つけることにより、販売の来年開始を計画する。

 内見会は、パートナー探しを目的に開いた。地元の学生服メーカー、商社など約30社の関係者が来場する見通し。内販のメイン商材となる青島日毛織物のウール生地を展示するほか、学生服の価値とウールの機能性を解説するコーナーを設けている。

 青島日毛織物上海分公司の金田至保総経理は、「(内見会を通じ)ウールの優れた機能が意外と知られておらず、逆に、洗えないなどの誤解があることが分かった。今後積極的に情報発信し、払拭していきたい」と話す。

 内販では、製品にも対応していく予定で、縫製の協力工場を現在探している。日本基準で生産する生地と製品に加え、日本本社のデザイナーによるデザイン支援や、学生服の価値を訴求するノウハウの提供などソフト面も強みに打ち出していく。

 中国の学生服はこれまで、ジャージーとトレーナーのスタイルが多かったが、近年は私立を中心にブレザースタイルの制服を採用する学校も増えつつある。同社は今後、市場が成長すると判断し、参入を決めた。