生産能力の9割が稼働/台湾・力麗のインドネシア工場

2018年12月12日(Wed曜日) 午前10時58分

 繊維大手の力麗集団が今年稼働したインドネシア工場の生産が順調に推移する。稼働率は既に生産能力の9割に達したと明らかにした。今後は生産設備の増強を進める計画で、生産量の増加とコストの低下を見込む。6日付「中央通信社」が伝えた。

 力麗は2017年、インドネシア西ジャワ州バンドンで同社海外初の生産拠点となるインドネシア工場を建設。同国は人口が多いため大量の紡績需要が見込めるほか、日本や韓国への輸出に関税が免除されるメリットがあると言う。将来的には同工場の生産比重をアパレル用生地7割、インテリア用生地3割とし、内需向けと外需向けは半数ずつとする計画を持つ。

 インドネシア工場は平織機385台を設置しており、現時点で毎日355台が安定して稼働している。生産能力の拡大に向け、新たに高速仮撚り機12台の追加購入も決定した。

〈第4四半期業績は楽観〉

 力麗は5日に開いた業績説明会で、「第4四半期(2018年10~12月)の業績は前期を上回る」との楽観的な見方を示した。同社によると、ペットボトル原材料の需要が弱まる一方、主な収益源となっている延伸仮撚り糸(DTY)の出荷は安定。DTYは原材料のこのところの値下がりや高単価製品の比重拡大で粗利率の押し上げが見込める。

 ポリエステルの原材料である高純度テレフタル酸(PTA)の値下がりが続いていることについては、「第4四半期から19年第1四半期(1~3月)にかけて大きく値下がりする可能性は低い」と予想する。ただ、エチレングリコール(EG)については、「価格変動が大きく、予想は難しい」と話す。

〔NNA〕