田村駒〈上海〉紡織品/18年は生地内販が倍増/「フィルジータ」がけん引

2018年12月13日(木曜日) 午前10時41分

 【上海支局】田村駒〈上海〉紡織品の生地中国内販の2018年売上高が、前年に比べ倍増する見通しだ。内販の専門チームを編成し、カットソー生地のオリジナルブランド「フィルジータ」を中心に拡販を図ったことが奏功した。来年もフィルジータと日本製備蓄品を武器に、中国市場の深耕を図っていく。

 フィルジータは、日本本社と協力し、地元の編み立て・染めの合弁工場や協力工場で開発、生産している。価格帯は他のローカル製に比べ10~20%高で、高級感と高品質を売りにする。劉健総経理は「日本本社と連携し、売れ筋商品を増やしている」と話す。売れ筋の一部は現在、生産が追い付かないほどの盛況ぶりを見せる。

 50品番強あり、一部は生機を備蓄し、短納期に対応している。今年はアパレルブランドが引き付け型の発注を増やす一方、環境規制が強化されたことで染色加工を中心に納期が長くなった。こうした中、自社工場での染色と、生機リスクによる短納期対応が強みを発揮している。

 日本本社の日本製備蓄品の販売も伸びている。「トリコットシャツ地を中心に売れている。フィルジータとの相乗効果も出ている」(劉総経理)と言う。

 アパレル市況は、「多くのブランドが今年、構造改革にめどをつけたため、来年は回復しそうだ」とみる。そのため、与信管理に細心の注意を払いながら、フィルジータと日本製生地の販売を加速していく。