メーカー別 繊維ニュース

繊維を変える新技術/「機能性繊維フェア」より(12)

2018年12月18日(Tue曜日) 午前11時1分

〈東洋クロス/軽量&成形しやすい防音材〉

 クロス、合成皮革、フィルム加工品を扱うコーティングメーカーの東洋クロス(大阪市中央区)は、特許出願中の熱膨張性吸音材を提案する。

 ポリエステルの不織布がベース。熱膨張微粒子を組み込み、膨張に適した繊維構造・長さにすることで、熱膨張前の約2~2・5倍の厚みになる。そのため、かさ密度が低く軽量。成形しやすく、成形後温度が下がっても縮まない。断熱性、難燃性も持つ。

 同材は、特に低周波領域の音を吸収する。

〈クラレプラスチックス/エラストマーを繊維化〉

 クラレプラスチックス(大阪市北区)は、熱可塑性エラストマー「アーネストン」の繊維化を図り、用途を広げようとしている。

 アーネストンは、スチレン系ブロックコポリマーをはじめとする各種エラストマーを駆使し、独自の高分子加工技術で配合した熱可塑性エラストマー。ゴム弾性に優れ、硬度の幅が広い。メッシュや不織布、フィルム、シート、糸などの形状にし、衣料、スポーツ、ヘルスケア、自動車・電材、インテリア・建材用途などへ提案する。

〈ワンポイント/乳酸を分解する繊維〉

 ワンポイント(大阪市中央区)は、高機能繊維「ナノミックス」の糸・生地の販売とOEMを主力とする。

 ナノミックスは、トルマリン鉱石と紀州備長炭を微細化してポリエステルに練り込む。マイナスイオンと遠赤外線の効果で、免疫機能や新陳代謝を高める。乳酸も分解するとアピールする。

 糸は84デシテックス(T)/36フィラメント~164T/48フィラメントの長繊維のほか、紡績糸もそろえる。紡糸、紡績は国内で行う。生地はスムースや天竺など約250種類ある。(おわり)