双日奔時代〈上海〉/2年連続の増収増益/中国製生地の内販拡大で

2018年12月27日(木曜日) 午前11時41分

 【上海支局】双日ファッションの現地法人で、生地の中国内販と日本向けを手掛ける双日奔時代〈上海〉は2018年、内販がけん引し、2年連続の増収増益を達成するもようだ。内販では、特に中国製を伸ばした。来年は内販を引き続き拡大しながら、日本向けの反転攻勢を図る。

 内販では、中国製備蓄品ブランド「奔時代」と、日本製備蓄品ブランド「VANCET」の二つを扱っている。現地アパレルブランドが引き付け型の発注を増やしていることを背景に、QRと価格に優位性がある奔時代の販売が今年も好調だった。山脇文博総経理は「上半期が特に良かった。秋冬のアウター向けのコーデュロイや起毛素材などへの引き合いが多かった。夏以降は伸びが若干スローダウンし、低価格品への引き合いが増えている」と話す。

 一方、VANCETの内販は昨年並みにとどまった。ブランド別の売り上げ構成比は奔時代の割合が昨年に比べやや高くなり、過半数を占めている。

 奔時代の日本向け販売はここ数年、減少していたが、今年は前年並みを維持。この結果、市場別の売り上げ構成比は昨年とほぼ変わらず、内販7割、日本向け3割となる。

 来年は内販、日本向けともに拡大を目指す。内販は新規顧客の開拓に地道に取り組み、「顧客の裾野を広げたい。人員補強も考えていく」(山脇総経理)と言う。日本向けは、これまでの日本本社の営業支援にとどまらず、日本への出張を増やすなど主体的に動き、顧客へのアピールを強めていく。