山東如意グループ/「バギール」買収が遅延/当局審査の影響で

2019年01月09日(Wed曜日) 午前11時12分

 【上海支局】中国の繊維アパレル大手、山東如意グループによるイスラエルのスーツメーカー、バギール社への出資が遅れている。2018年末の完了を予定していたが、中国当局の審査が長引いている影響で、19年5月末になりそうだ。地元メディアがこのほど報じた。

 バギール社は17年11月、山東如意グループに1650万ドルで自社株54%を売却すると発表していた。

 同グループはこの3年間で約40億ドル投資し、英高級ブランド「アクアスキュータム」や香港上場で「ダーバン」など高級紳士服ブランドを扱う利邦(トリニティー社)、スイスの高級ブランド「バリー」などの複数の海外企業、ブランドを傘下に収めてきた。一方、邱亜夫董事長は昨年11月、短中期的に買収スピードを抑え、傘下ブランドの運営に集中すると発言していた。

 米インビスタが、17年10月に発表したスパンデックス「ライクラ」や「クールマックス」などのアパレル・生地事業の同グループへの売却も遅れている。当初は18年中頃の手続き完了を予定していたが、まだ発表がない。