台湾・遠東新世紀/テキサスの新工場21年に稼働へ

2019年01月09日(水曜日) 午前11時14分

 繊維台湾大手の遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)はこのほど、経営破綻した米化学メーカーのM&Gポリマーズが米テキサス州南部のコーパスクリスティ市で建設中だった工場の買収を完了したと発表した。同工場の建設を再開し、2021年の完工・稼働を見込む。「中央通信社」などが伝えた。

 遠東新世紀は18年3月、タイの石油化学大手インドラマ・ベンチャーズやメキシコの石油化学大手アルペックと共に、M&Gポリマーズが建設中だった高純度テレフタル酸(PTA)・ポリエチレンテレフタレート(PET)の一貫生産工場を買収すると発表。同年12月21日に米連邦取引委員会(FTC)から事業認可を取得し、28日に買収手続きを完了した。

 稼働後の年産能力はPTAが130万トン、PETが110万トンで、PTA・PETの一貫生産工場としては世界最大規模となる見通し。工場の運営は合弁で行うが、原料の調達や販売は3社がそれぞれ独立して手掛け、生産能力も出資比率(各社3分の1ずつ)に応じて分割する予定。遠東新世紀はPTA43万トン分とPET37万トン分を取得する。

 遠東新世紀は、「工場建設地は地の利があり、石油化学大手の工場にも近いことから、十分な原材料供給を受けられる。米州市場の開拓にも寄与する」と説明した。

〔NNA〕