メーカー別 繊維ニュース

オンワードホールディングス/継続模索もZOZOとの取引停止

2019年01月10日(Thu曜日) 午前10時35分

 オンワードホールディングスは9日、一部で報道されているファッション通販サイト「ゾゾタウン」からの全ブランド撤退について、同サイトでの販売継続を模索したが「やむを得ず販売停止した状態」である――ことを明らかにした。昨年12月25日に始まったZOZOの有料会員サービス「ZOZOARIGATO」による常時値引きに対し、リアル店舗や自社電子商取引(EC)との価格差が生じてしまうことに懸念を示している。

 オンワードでは、一方的な措置ではないことを強調。ZOZOとの折衝を経て販売停止に至ったと言う。現在はオンワード樫山の主力ブランドをはじめ、主要子会社のブランドも出品も取りやめた状態。ZOZOの前澤友作社長は、オンワードとの取引を続ける主旨の発言を会員制交流サイト(SNS)上でしているが、既にオンワードは退店の手続きに入ったとみられる。

 一方、他のアパレル企業からは「ZOZOARIGATOに参加するか、退店するかの2択しかなかった」との指摘もあり、オンワードの退店に理解を示す声もある。今回の値引き分はZOZOが負担する形だが、以前から販売手数料の引き上げや値引きクーポンの乱発もアパレル側の負担になっており、今後は外部ECとの関わりを見直す動きも出てきそうだ。