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オンワード樫山「23区」/10連休対策を意識/価格戦略、機能性も重視

2019年01月21日(Mon曜日) 午前11時17分

 オンワード樫山の「23区」は19春夏の企画で、ゴールデンウイーク10連休対策を意識、ワンピースや洋品の価格戦略を見直し、着用時の快適性を訴求した商品を展開する。旅行や祝賀ムードを企画に反映させる。

 今年限りの超大型連休は、旅行業界の追い風となる一方で、消費者の出費をいかに衣料品に向けるかが課題となる。連休中の店舗の集客力も問われる。そうした面では、連休前の4月の売り上げが重要。

 23区は価格政策でジャケット、ボトムスなどの価格帯を変えないものの、ワンピースは中心価格を従来比7千円下げて2万3千円、洋品も2千円低い1万3千円に抑えた。「正価販売を強化し、アイテムによってエントリープライスを導入」することで、セールに向けた在庫を残さないビジネスを志向する。

 同ブランドはこれまで“きちっと感”を訴求する商品が多かった。しかし、夏の長い気候が続いており、着心地、快適さといった「コンフォータブルな機能が必要。きちんとしながらも、機能性があり、デーリーにも着用できるよう汎用性を高めた」と言う。

 4月はリバティー柄の薄く軽いローンプリントを提案。ニットソーのワンピース、カーディガンも訴求する。特殊な編み機で、生地は横編みだが、ソーイングしたカットソーの仕立てで、ソフトな風合い。イタリアのカンクリーニ社のシャツ素材を製品染めして着心地の良さを高めた羽織り物も打ち出す。

 ゴールデンウイークの10連休対策も加味した。「旅行や祝賀ムード(新天皇即位)、帰郷時の渋滞なども意識した」商品を4月下旬から展開する。イタリアのシャツ地メーカー、アルビニ社の糸をエイガールズで編み立て、コンパクトでストレッチ性のあるTシャツを企画。くつろげて、シワになりにくい。ペルーコットンの丸編み素材のワンピースも提案する。

 連休後の6月は消費意欲の低下も想定される。「コンフォートで、デーリー着用もでき、リゾート感のある企画に絞った」。ポルトガル・リスボンのタイル柄をプリントするなどインパクトのある商品をそろえる。

 働く女性向けには、テーラード、セットアップだけでなく、単品売りを前提に着回しのできるボトムス、トップスを提案。仕事にも日常にも着用でき、防シワ、清涼、ウオッシャブルといった機能を付加する。UVケア、接触冷感なども施す。ジャケットのいらないワンピース企画も充実させ、パールのアクセサリーでハレの場にも対応する。

 同社の「ICB」も10連休を意識し、カジュアルは洗えるなどの機能性を持たせ、エントリー価格を導入。10月の消費増税前の駆け込みを狙って、7月から梳毛スーツを展開する。