メーカー別 繊維ニュース

担当者に聞く ユニフォーム最前線(15)/モリリン 繊維資材グループ統括部長 山田 敏博 氏/糸開発連動のODM磨く

2019年01月24日(木曜日) 午前10時18分

  ――2019年2月期のユニフォーム事業の見通しはいかがですか。

 ユニフォーム向け生地・縫製品で前期比20%増収を計画していましたが、ほぼ計画通りに着地できる見通しです。業界全体の好調さに加え、東京市場の拡大や備後ユニフォームアパレルとの取り組み強化が奏功しています。特に東京支店は人員を増強したことで新規開拓が進みました。

 今年は中国の環境規制強化などに伴う納期遅れの問題が顕在化しましたが、アイテム別に協力工場との取り組みを強化し、品質を重視した供給体制の整備を進めた結果、顧客の信頼感も高まったと見ています。

 今年は東京支店に企画担当者を増員したほか、名古屋支店には生産管理担当者を増強しました。福山事務所ではCADオペレーターの充実も図りました。こうした営業だけでなく、サポート体制を整えたことも、増収に結び付いたと考えています。

  ――19年度のユニフォーム業界をどのように捉えていますか。

 今の好調が続くとの前提ではなく、さらに進化する必要があります。まだまだ課題はあります。例えば、ユニフォームではスポーツカジュアル化が進んでいます。その中で新規参入も増えています。競合が激しくなる中で違いを打ち出すには、当社の特徴でもある糸からの開発素材と連動させたODMに磨きを掛けることが重要だと考えています。顧客との取り組みを強化しながら素材からの開発に力を入れます。また、中国でのコスト上昇が堅調な中で、東南アジアでの素材から一貫体制の構築も課題となります。

 その他、サステイナビリティー(持続可能性)へ対応も重視しています。今は欧州が主体ですが、いずれ日本にも影響してきますし、ユニフォームでもその動きが表れてくるでしょう。

 その際に対応できるように、ブランディングも含めて準備は必要だと考えています。

  ――ユニフォームの中国内販にも力を入れてきました。

 中国内販はワーキングウエアが順調で、18年12月期も増収増益となる見通しです。分母の問題もありますが、前期比40%弱の増収となる見通しです。

 別注物が主体ですが、「エコグリーン」ブランドによる定番品にも力を入れていますし、今後はメディカルウエアの開拓にも取り組みます。