チクマの中国生地事業/春夏素材の内販で成果/18年売上高は計画通り

2019年01月30日(Wed曜日) 午前11時2分

 【上海支局】チクマの中国での生地事業の2018年売上高は、ほぼ計画通りだった。欧米向けが前年並みだった一方、中国内販は日本製の春夏素材の販売が立ち上がり、微増した。今年もイタリア品と日本品の双方を打ち出し、内販の深耕を図っていく。

 欧米顧客は米国とイタリアの高級ミセスブランドで、韓国と中国製のスーツ地を販売している。一方内販では、日本品とイタリア品のスーツ地を、華東地区の中高級レディースブランドに拡販する。18年末の市場別売り上げ比率は、欧米と内販が半々だった。

 内販する日本品はこれまで、尾州と北陸産の秋冬向けをバイオーダー中心で展開してきた。18年は浜松、播州織両産地の春夏向けの綿織物の販売にも乗り出し、成果を上げた。

 イタリア品は、中国での販売代理契約を結ぶ中堅、中小のイタリアメーカー7社の生地で、日本品の販売で開拓してきたルートを生かし、拡販を進めている。

 内販強化の一環で18年3月、上海拠点に自社常設スペースを新設した。今年もこのスペースを生かし商談を増やしながら、イタリア、日本品双方の内販を拡大していく。