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明石SUC/小学生向けは高付加価値/防災学習教材も広げる

2019年02月08日(Fri曜日) 午後3時6分

 学生服製造卸の明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)は、小学生向けにイージーケア性が高いポロシャツ「ラクポロ」など高付加価値の商品の販売を拡大している。新たに開発した小学校向けの防災学習教材についても一部で今春から採用され、販促を強める。

 営業本部の江藤貴博スクール第一販売部長によると、小学生服市場は年々学校数、生徒数とともに減少傾向にあり、価格競争も激しいが、「売り上げは維持している」と健闘。その背景に「安かろう悪かろうの商品を買うより、長い目で見れば機能など付加価値の高い商品を買う方が良いといった認識が広がっている」点があるようだ。

 2017年に消費者の声を反映し開発した給食着は、従来の織物製と異なりニット製でシワになりにくく、空気触媒加工「ティオティオ」で抗菌や消臭、防汚などの機能も高い。「通常の給食着に比べて値段が高いが、順調な売れ行き」で、アイロンをかけなくてもよいといった使い勝手の良さが評価されつつある。

 ラクポロはティオティオに加え、ノーアイロン・涼感・抗ピリングなど、機能性の高さが特長。女子向けデザインを強調した「ガールズポロ」などラインアップも充実しつつあり、販売数量は前年比20~30%増と堅調に伸ばす。

 19年入学商戦から女子中高生向けに人気キャラクター「リカちゃん」をモチーフにしたブランド「リカ富士ヨット」を打ち出したが、小学生向けにも商品開発を進める。

 小学校向けの防災学習教材は、昨年は豪雨や地震など災害が多かったことに加え、「防災に役立つ教材があまりなく、かといって自分で教材を作る時間がない先生も多い」(スクール第二販売部の中村孝新規事業開発課長)ことから高い関心を集めた。今年4月から一部の小学校で導入を開始。合わせて開発した「防災学習かるた」についても大型書店を中心に販売を始める。