帝人商事〈上海〉/生地内販、OEMがけん引/18年は増収、利益横ばい

2019年02月08日(Fri曜日) 午後3時14分

 【上海支局】帝人フロンティアの上海法人、帝人商事〈上海〉の2018年業績は、前年に比べ増収、純利益ほぼ横ばいだったもようだ。衣料事業の生地の中国内販と、内販向け製品OEM/ODMが前年に続き堅調だった。一方、利益は産業資材の投資が響き、伸び悩んだ。

 グループ会社の南通帝人が生産する差別化商材がメインの生地は、日系SPA向けの販売が特に伸びた。OEM/ODMは「選択と集中の効果が表れ、特定の顧客との取り組みが堅調。われわれの素材と機能、工場背景が評価されている」と橋場徹董事長は話す。

 ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」を使った糸売りは、日本向け製品の生地を生産するメーカーへの販売が立ち上がり始めた。

 一方、自動車エアバッグ基布とカーシートの内販を主力とする産業資材は、日本からの人員投入などのコスト増で利益面は厳しかったが、売り上げは前年を上回った。

 18年の新車販売台数が28年ぶりに前年割れするなど、自動車市場の先行きが不透明なため、今年は投資を続けながら選択と集中を進めていく。