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生産開発は新設の北陸事務所で/金江商事/本社を大阪に移転

2019年02月12日(Tue曜日) 午前11時28分

 東洋紡の商事子会社である金江商事は、2018年12月10日付で大阪支店(大阪市中央区)に本社機能を移した。登記上本社は金沢市のまま。

 「今年10月には創業60周年を迎えるが、次のステップを考える中で実体に合わせることも含めて、大阪に本社を移すことを決めた」(渡辺研社長)と言う。

 産元業務による売上高(東洋紡STCのナイロン高密度織物を除く)は全社の3%以下で、ビジネスの主体は既に大阪と東京となっていた。本社を移転する一方で、石川県能美市に北陸事務所を新設した。同事務所で生産・開発業務は従来通り行う。

 同社は、ポリエステル長繊維織物によるプリント下地が主力。東洋紡の新合繊「ジーナ」などの婦人服向け薄地織物のほか、韓国生産を中心とする、中肉厚地織物やレースのプリントなども手掛ける。

 現状の売上規模は30億円弱で、「今後は規模を維持しながら、利益を上げていく」方針。その中で東洋紡の富山事業所やマレーシアのグループ企業、東洋紡テキスタイル〈マレーシア〉(TTM)と連携した、短繊維維織物の販売にも力を入れ、グループシナジーも追求する。

〈糸加工子会社をジャテックに譲渡〉

 金江商事は19年1月1日付で、糸加工子会社のケー・エヌ・テー(石川県中能登町)を繊維商社ジャテック(金沢市)に譲渡した。ケー・エヌ・テーはジーナに使用する異収縮混繊糸などの糸加工を行っており、今後もこの混繊糸生産はケー・エヌ・テーが担う。ジャテックは08年に金江商事のサインジング子会社であった金江サイジングも譲受している。