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東麗国際貿易〈中国〉/生地と紡績糸の内販けん引/過去最高益更新見込む

2019年02月15日(Fri曜日) 午前11時48分

 東麗国際貿易〈中国〉(TICH)は、2018年度(19年3月期)の過去最高益更新を見込んでいる。生地と紡績糸の中国内販がけん引する。19年度も日本本社との連携を強化し、内販の一層の開拓を図る。

 短繊維織物が中心の生地は、東レの原糸・原綿を使い中国の協力工場約10社で生産。工場との連携を強化し「開発商品を増やしている。中国で高まる差別化ニーズに応え、内販を順調に拡大している」と繊維事業部の石毛正幸部門長は話す。

 紡績糸は、東レが日本などで生産する短繊維を中国の協力工場で紡績している。これまでは顧客に糸わたで提案してきたが、昨年から紡績糸のブックやセーターの編地を作成し、自社ショールームで商談を積極的に行うスタイルに変え、成果を上げている。「ローカルのネット通販アパレルなどの靴下やインナー向けの販売が増えている」(石毛部門長)

 産業資材は、売り上げの7割を占めるバグフィルター(排気中の煤や粉塵を気体から分離する装置)用素材が前年並み。トップシェアを維持しているが、今後の大幅な拡大が見込めない中、新規用途の開拓を始めた。

 繊維事業部の売り上げの半分を占める製品も、前年比横ばいだった。内販、輸出とも「もう一度組み立て直し、拡大を図っていく」と言う。

 スエード調人工皮革「ウルトラスエード」も、内販を本格化。主要用途の自動車内装用では、開拓に重点を置く新エネルギー車の地場メーカーへの採用も始まった。