蝶理インドネシア/縫製品輸出がスタート/繊維は増収増益見込む

2019年02月27日(Wed曜日) 午前11時39分

 蝶理インドネシア(ジャカルタ市)は今年度(2019年12月期)、縫製品輸出事業をスタートさせる。生地販売、資材用途の繊維原料販売というこれまでの2本柱に、縫製品輸出が加わることで繊維事業は増収増益を見込む。

(ジャカルタで橋本学)

 マツオカコーポレーションが主体となる4社合弁縫製工場、マツオカインダストリーズインドネシア(MII、西ジャワ州スバン県)で生産した縫製品を中国、日本、韓国へ輸出する。アイテムは紳士・婦人のカジュアルウエアが多いとみられる。

 MIIはマツオカコーポレーション(出資比率51%)、ファーストリテイリング(25%)、蝶理(20%)、東レ(4%)の4社で18年5月に発足。10月にテスト生産を開始し、今年1月に本格稼働した。蝶理インドネシアが縫製品の輸出販売を担う。

 繊維事業の主力となる生地販売は蝶理を含む3社合弁染色加工場、ウラセプリマを活用した付加価値の高い生地で新たな売り先を開拓する。これまでフォーマルブラックなどの無地染めや風合い加工を手掛けており、従来の日系スーツ・フォーマルウエアメーカーへの提案に加えユニフォームアパレル向けで取引先を増やす。

 繊維原料販売では自動車などの部材用、布巾などの衛生材料用の不織布原料の動きが現地の底堅い消費を背景に堅調、今期も拡販を続ける。

 蝶理インドネシアの18年12月期は前期比増収増益だった。化学品分野がけん引した。繊維は、増収ながら利益が横ばい。生地販売で新規顧客が増えたものの、原料や薬剤の高騰などのコストアップが影響した。