メーカー別 繊維ニュース

われら平成元年生まれ

2019年01月04日(Fri曜日) 午後3時36分

〈帝人フロンティア 繊維素材本部原料部第一課 金 栄一 氏(キム ヨンイル)/1トン、2トンの積み重ねがうれしいことも〉

  ――繊維系の商社を志望した理由は。

 在日4世として神戸に生まれ育った。日本の社会にあって、自らの存在意義を見いだしたいとの気持ちが強く、自分の努力次第で商売を広げることができる商社に魅力を感じていた。就職の時は、総合商社や化学系の商社も受けた。数社から内定をもらい、(当時の)NI帝人商事に入社することにした。NIの方に話を聞いて、繊維は自分のアイデアを生かせる業界だなと思い入社を決めた。面接のとき、社長が気さくな方だったこともあり、NIに好印象を持った。

  ――仕事がきつかったり楽しかった思い出は。

 倉庫で一日中、品質をチェックする作業に従事したり、品質問題やトラブルに振り回され、いやになることもある。しかし、きっちり対応したことをお客さんが認めてくれた時は本当にうれしく感じた。

 ――今後の抱負は。

 インテリアや衣料向けの原糸販売を担当している。大手SPAが、うちのオリジナル素材を1シーズンで数百トン採用してくれたことがある。こういう大きい商売はありがたいが、実は1トン、2トンの積み重ねの方がうれしいこともある。当社は海外にも工場を構えており、ここには開発や品質保証の担当がいる。こういう機能を最大限に生かし、今後は衣料向けの販売を伸ばしていきたい。

〈オンワード樫山 メンズ・チルティーンズ事業本部 販売第二部 五大陸販売二課 久岡 真生 氏/営業を極めたい〉

  ――オンワード樫山に入社した動機は。

 服に特別関心があったわけではないが、アパレル業界ナンバーワンという点に魅力を感じた。業界を問わず大手企業中心に就職活動する中、たまたま就職サイトで見掛けたのがきっかけだった。数回の面接も自然体で受けられ、2回目の時点で「決まるかな」と直感。自分に合っていると思った。

  ――入社して感じたこと、面白かったことは。

 華やかでスマートな働き方をイメージしていたが、実際にはいい意味でクラシックな感じ。体育会系のノリも小気味いい。入社以来一貫して「五大陸」の営業を担当しており、スーツの着こなしもここで学んだ。

 特に面白かったのは2013年秋のリブランディング。自分も意見を言わせてもらい、やりがいを感じた。実は配属当初、“五大陸=年齢層が高めのブランド”という印象だったが、再構築して商品もかっこよくなった。片岡愛之助さんなど歌舞伎俳優5人による広告も周囲から好評。五大陸への愛着もわき、以来自分でも積極的に着ている。

  ――今後の抱負は。

 営業を極めること。取組先百貨店の部長や役員の方々にも堂々と営業できる力を付けるとともに、店頭のファッションスタイリスト(販売員)との信頼関係を深め、接客に専念できるように環境を整えていきたい。

〈ワールドストアパートナーズ「インディヴィ」そごう横浜店店長 片岡 沙那美 氏/お客さま目線を第一に〉

  ――アパレル販売を志望した理由は。

 人と話をするのが好きな性分なので、接客業を希望した。ファッションにも興味があり、短大ではアパレルに関する勉強をしていたが、就職活動の時にアパレルはワールドストアパートナーズのみ受けた。就職説明会で、若手社員が楽しそうに仕事内容を語っているのを聞き、実際に勤め始めた後の自分の未来像をイメージできたことによる。

  ――仕事で大変だった思い出は。

 入社以来、そごう横浜店一筋で勤めている。入社当初から、お付き合いのあるお客さまもいて、仕事は充実している。しかし、過去には手痛い失敗もあった。副店長に昇格した直後のサマー商戦では、成果を求めるあまり、日頃から心掛けていたはずの〝お客さま目線〟がおろそかになり、売り上げが取れなかった。この時の教訓を生かし、数字にとらわれ過ぎないようにしている。

  ――今後の抱負は。

 現在は、店長として5人のスタッフを管理している。若手社員に対する指導は、接客と同様に、相手の立場になってするよう心掛けている。みんなにも接客の楽しさを知ってほしいから。昨年から、新入社員を対象にした「インディヴィ」のブランド研修の講師も務めている。教えることは、自分の学びにもつながる。こうした活動を続けていきたい。

〈タキヒヨー アパレル第二営業部 ベビーキッズ1部342課 吉田 健太郎 氏/顧客が感動するモノ作り〉

  ――入社の動機は。

 私の両親の世代かもしれませんが、かつてキャンパス・ファッションとして一世を風靡(ふうび)した横浜トラディショナル(通称ハマトラ)ファッションの横浜で生まれ育った。その影響もあってか学生時代から服に興味を持ち、いずれはファッション関連企業で働きたいと考えていた。加えて、子供が好きで大学時代は地元の少年野球チームのコーチを積極的に行う。それだけにできれば子供服を扱いたかった。

 こうした中、就職先は企画から生産、販売、物流まで一貫体制のアパレルで特に子供服に強い企業と絞り込んだところタキヒヨーとなった。

  ――入社後の経歴は。

 入社後の配属はマーチャンダイジング(MD)業務を希望していたものの2カ月の研修後は営業職だった。さらに販売地域は全くなじみのない西日本地域。当初は地の利もなく、関西弁で厳しいクレームも頂いた。3年後には念願通り、現職のMDとなるが振り返るとその3年間でMDとして不可欠な顧客視点での商品施策を顧客から学ばせてもらったと感謝している。今では企画から生産、販売面まで携わり、海外出張も頻繁にあるが販売先から喜んでもらえることが一番の励みとなっている。

  ――今後の抱負を。

 顧客に感動を与えるようなモノ作りにまい進し、海外にも製品輸出ができるようにしていきたい。