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東レ 東レ経営研究所/第17回繊維産業シンポ/環境や日本製テーマに

2019年03月05日(Tue曜日) 午前11時15分

 東レと東レ経営研究所は1日、金沢市内のホテルで「繊維産業シンポジウム」を開催した。

 シンポジウムは「北陸産地の新たな成長と産業競争力強化」をテーマに、東レの地球環境事業戦略推進室長、野中利幸氏、日本総合研究所の主席研究員、藻谷浩介氏、ライフスタイルアクセント代表取締役、山田敏夫氏が講演。今回が17回目で、北陸産地企業を中心に出席した約400人が熱心に聞き入った。

 東レの野中室長は「東レグループの地球環境事業への取り組みと新しい成長戦略」をテーマに、地球規模の課題や世界的な技術進化を示しながら、環境問題への取り組みを「東レグループサステナビリティ・ビジョン」を含めて紹介した。

 日本総合研究所の藻谷研究員は「繊維産業の未来と産地活性化戦略~日本の素材製造業は生き残れるか」をテーマに講演。工業製品の輸出額がバブル経済時の2倍になっているものの、内需の落ち込みで工業製品の出荷額がマイナスになっているなど、具体的な統計を示しながら日本経済の現状などについて指摘した。

 ライフスタイルアクセント代表取締役で、ファクトリエの山田代表は「メイドインジャパンを世界へ」をテーマに、資本金50万円での創業時から、現在55工場と提携し、工場直結のファッションブランドを展開するに至ったファクトリエの考え方を紹介。「作り手の想い」を届けるファクトリエの特徴から、熱狂的なファンづくりの重要性、チームとしての仕事の在り方などを披露した。