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帝人/座席ドアモジュール開発/35%の軽量化実現

2019年03月08日(金曜日) 午前11時58分

 帝人は、自動車の軽量化、強度やデザイン自由度の向上、製造工程の短縮化などに貢献するコンポジット製の座席ドアモジュールを開発した。12日からフランス・パリで開かれる世界最大のコンポジット展示会「JECワールド2019」に出展し販促を立ち上げる。

 同社はSMC(熱硬化性樹脂を炭素繊維やガラス繊維に含浸させ、シート状にした成形材料)などを使い、座席ドアに求められる強度を維持しながら従来のスチール製のドア部品に比べ約35%の軽量化を達成したとしている。アルミによるドア部品と同等の製造コストを実現する一方、アルミでは難しかった型押し加工による深掘り成形をすることでデザイン性も向上させたという。

 今回のドアモジュールでは、グループ内の素材や技術を結集することで2025年までの実用化を目指すとともに、自動車向け複合材料製品事業を、30年ごろをめどに年商20億ドル規模に引き上げる。