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東洋紡STC 20春夏インナー素材/遮熱・UVカット 中国にも/吸汗速乾、消臭も多様化

2019年03月12日(Tue曜日) 午前11時8分

 東洋紡STCは20春夏用インナー・肌着素材で、遮熱・UVカット「トライクール」、吸汗速乾「爽快コット」、消臭「デオドラン・レーヨン」のバリエーションを打ち出す。

 トライクールは、吸汗速乾性能と紫外線遮蔽(しゃへい)性能に優れたY型断面の極細ポリエステル短繊維。これまでは100%使いや綿混を主力に販売してきたが、20春夏に向けては、レーヨン混などで商品ラインを充実させている。中国市場の開拓にも力を入れており、昨年9月の「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」に出展。トライクールの機能性を簡易な実験で見える化して訴求したところ好評だったという。

 爽快コットでは、30、40といった中番手中心だったのを50、60番手にも広げた。ベタつきにくい、さらっとした風合いが特徴。

 デオドラン・レーヨンでは、進化版としてこのほど「@deo(アットデオ)」を開発。20春夏向けから販売し、肌着を中心にレディース、メンズ、キッズをカバーする戦略素材へと育成する。わたの改質によって業界最速クラスの消臭スピードを持たせたという。

 同社は経編みの産地ニッターにサイジングしたビーム「サイプス」を展開しており、同じくビーム供給と取り組んできたライバル企業の撤退に伴い昨年来、サイプスへの引き合いが急増しているという。アウターやスポーツへの用途拡大を前提にサイジングスペースの増強にも意欲を示している。

 昨年12月の東洋紡グループ総合展に出展し、これらプロモート素材群を訴求。今年は「エコと機能の融合を打ち出したい」との考えを示す。